仏事の基礎知識
戒名
戒名は法号、法名とも言いますが宗派によってちがいます。
戒名は亡くなった時お坊さんにつけていただく仏名ですが、もともとは生前きびしい戒律(いましめ)修行の後に成道した仏弟子に授けられたものですが、現在は死後授けるようになっています。
葬儀の時、お坊さんが戒名を与える儀式を行いますがこの儀式を授戒といいます。
戒名では男を居士、信士、女には大姉、信女、子供には童子、童女、赤ん坊には孩児、孩女などの位号をつけます。
◇真宗では戒名といわず法名といい男は釈、女には釈尼とつけます。
◇日蓮宗では祖師日蓮の仏弟子としての日を、妙は妙法蓮華経の妙で男は日、女には妙とつけます。
戒名は一度つけてもらいますと、容易に改名できませんので、戒名をつけてもらう時によくお坊さんと相談してつけてもらう方がよいでしょう。