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ストンコートは大谷石の表面の風化を防止する溶剤です|有限会社小島石材店

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有限会社小島石材店 〒221-0851 神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢中町18-2

良くあるご質問NEWS&FAQ

製品について

Q.大谷石表面強化剤ってどこがすごいの?

CEO A.大谷石表面強化剤ストンコートは、大谷石の表面強化だけでなく、先に述べたように 多目的用途に使用できる万能剤です。
 ストンコートは、屋外、屋内を問わず コンクリート・木材・スレート・陶器・ガラス・アスファルト・プールの床防水・鉄類から、お口に入れる茶碗にいたるまで、多孔質材料に対する含浸コーティング材として使用しております。これらの表面に形成される強靭な層は、耐用年数を延ばすだけでなく、汚れにくく、洗いやすく、清潔な状態を長く保ちます。
 また、ストンコートは、水と反応して硬く丈夫なポリウレタン樹脂になる物質を溶剤に溶かしたものです。多孔質材料に塗布すると、沁み込んで湿気と重合し、浸透部にポリウレタンと下地材が一体化した複合体を形成します。更に何回か塗り重ねると、塗り重ねた回数に応じた厚さのポリウレタン層ができます。この塗膜は剥がれにくく、頑丈で水を通さず、ほとんどの薬物にも冒されません。汚れにくさ・耐摩耗性・剥がれにくさ・耐紫外線性が従来のエポキシ塗料より優れております。
 また、周囲の湿気と反応し、数十分で強靭な耐食性ポリウレタン樹脂に変わります。この性質より、様々な用途に使用できます。有害性溶出の心配は全くありませんから、飲料水タンクにも安心して使用しております。

Q.他の素材にも使えるの?

A.大谷石表面強化剤ストンコートは、大谷石の表面強化だけでなく、多目的用途に使用できる万能剤です。

●木材の場合
CEO  ストンコートは木部の細孔に沁み込み、木材と化学結合して一体化し、その結果、浸透部は木材と樹脂一体化した複合体と化して、水を吸わない・薬品を侵されない・麿耗し難い等の性質を持ちます。つまり、ストンコートは、耐酸・耐アルカリ・耐溶剤・耐酸化剤・耐水・耐塩・耐麿耗性等を万遍なく、高度なレベルで備えた耐蝕性樹脂ですから、微生物の分泌する物質にも侵されません。
 ストンコートを含侵させた木材の表面に腐朽菌の胞子が付着しても、木部内部からは、水を補給して菌糸が出て、木材分解物質を分泌しても、木材表面は耐蝕化されているので分解されません。さらに大谷石表面強化剤の浸透結合によって木材の微細な空隙は封止されているので、菌糸はそこにも入れません。要するに、腐朽菌は木材から水分を補給する事が出来ず、菌糸を侵入させる事も分解する事も出来ないのです。そして、この樹脂木材複合体は長期的に変質しにくくなり、結果、剥がれません。
 それはつまり、木材が長く腐らないという事になります。一般的に市販されている塗料剤では、このような「 → 浸透 → 化学結合 → 緻密で不透水性 → 耐蝕性複合層の形成 」という一連の事項が起こりません。

●コンクリートの場合
CEO  コンクリートは強アルカリ性物質ですから、耐アルカリ性の弱い塗料や接着剤はしばらくすると劣化して剥がれてきます。すなわち油性ペイント・一般弾性ウレタン・不飽和ポリエステル等では直塗り不可です。一般水性塗料は巨大な粒(樹脂成分を微細な分子レベルの大きさを基準にすれば)にして、水分に分散懸濁させたものです。つまりコンクリートに塗ると、極端な表現をすれば水だけ浸透して粒が上に残るという形になり、つまり上に乗った形だけの染み込み難い状態のままで、結果として 剥がれやすいという傾向が多々あります。
 ストンコートでは、コンクリートの微細な多孔にしっかり沁み込んで、湿気と重合し、浸透部にポリウレタンと下地材が一体化した複合体を形成します。この塗膜は剥がれにくく、頑丈で水を通さず、ほとんどの薬物にも冒されません。

●亜鉛・亜鉛メッキ鋼材の場合
CEO  ホームセンターなどで売られている通常のペンキ塗料で塗ったら一年くらいで剥がれてきます。まず、一つはこれが両性金属であり、酸にもアルカリにも侵されるため、酸性塗料やアルカリ性塗料を受け付けないということ、つまり、エポキシ塗料で硬化剤にストレートアミンのようなアルカリ性の強いものを使うと絶対に剥がれます。不飽和ポリエステル等は反応して、泡を吹いてきます。
 もう一つは、上記と関連したことですが、空気中の炭酸ガスは水に溶けて炭酸となり、亜鉛と反応して表面に脆弱な炭酸亜鉛を作ります。この上に頑丈な膜を被せると「ぬかに釘 」状態で、効き目が全くない事になります。亜鉛に塗装やライニングをする場合、そういうことに気を使って下さい。また一般塗装では、ウォッシュプライマーといって燐酸やクロム酸塩を加えた下塗りをするという形で問題を解決するのが普通です。しかし近年、環境問題も重視され、他の方法が模索されています。結果、我々の解決法は「専用接着プライマー」を塗るという方法です。厳密に言えばこれも確信はできませんが、施工年数を追って施工効果を確かめる他ないと思います。

●アルミの場合
 アルミも両性金属なのでその意味では同じですが、アルミの場合は表面に酸化膜ができるため、亜鉛ほど神経質になる必要はありませんが、同じように塗料によっては剥がれやすいという問題を抱えていますので、専用プライマーを塗ってから塗装する方が安全です。

ストンコートが耐蝕性等、様々な用途に使用でき、いかに優れている溶剤かをご理解頂けましたかと存じます。

素朴な疑問

Q.雨ざらしのコンクリートやベランダ床は何故漏水するの ?

A.知れば知る程、コンクリート住宅がイヤになる ! ?
CEO  普通の感覚で言えば コンクリートは不透水性です。にも関わらず、どこからどんな理由で漏水するのでしょうか ? 同業者方々には大変お話づらいのですが、原因は3つあると思います。

1  施工時に出来る接合部と欠陥部が原因
 接合部は建設の過程で必ず出来ます。コンクリート屋根の作り方としては型枠を組んでコンクリートを流し込む方法と、工場でプレキャストしたコンクリート板を並べ置く方法がありますが、流し込みの場合、周辺とはコールドジョイント(すでに硬化したコンクリート上に新たに打継いだ結合部分)になり、これが漏水箇所(漏水点)となります。配水管等との接合面も接着剤で隙間なく接着させない、限り漏水点になります。

2  コンクリートを打設時の施工欠陥
 建築設計としての建前としては漏水点は上記だけですが、現実はコンクリートの打設時にジャンカやクラック等の欠陥が出来る事が多く、それらも漏水点になります。"ジャンカ"というのは打設時のエア抜き、つまりバイブレーションが不完全で、コンクリートがキチンと充填されていない部分の事です。ジャンカは現場では大抵、適当にモルタルを詰め込んで早々に修理されます。その結合部分は当然コールドジョイントですから、通水路になったり剥落したりします。

3  コンクリートを腐蝕させる代表的な物質は酸です。
 コンクリートは砂と砕石をポルトランドセメントで結合した塊です。ポルトランドセメントは石灰岩(炭酸カルシウム)と粘土等の鉱物を一緒に高温で焼いて、粉に砕いて作られますから、カルシウムを含む種々の無機塩類の混成体になります。これに水を混ぜると、それら鉱物由来の無機塩類がゴチャ混ぜになって水と化学結合して、複合カルシウム塩水和物とでも言うべき個体になります。それらの個体は水に溶けませんので安心してコンクリート住宅に住める訳です。
 ところが・・・この水に溶けない複合カルシウム塩は(硫酸カルシウムを例外として)大抵の酸と素早く反応して別の水溶性塩に変るという性質を持っています。それ故、コンクリートが酸の水溶性に浸るとこの反応と溶出が起こってスカスカになります。それが酸による腐蝕です。

Q.木部の防カビ・防菌・防虫・防蝕を防ぐ簡単な方法は?

A.木材腐蝕のメカニズム・防腐剤は塗るだけが防腐法ではありません
 ストンコートはどのような分野にも活用できる万能剤です。木材、コンクリートなどへの使用にも絶大な効果を発揮致します。そのメカニズムや論理などを詳細にお伝え致します。まずは野外の木材は、主として腐朽菌の着生・増殖によって腐食しますが、その防ぎ方として次のやり方があります。

1  湿らないようにする事
  つまり、水が無いと菌は増殖も生長も出来ませんので、例えば塩漬けにして乾かせばもっと効果的でしょう。シリコン系やフッ素系の撥水剤を塗布するのも有効です。

2  菌が付着、生育出来ない表面を作る事
 腐朽菌は、菌系も区部内部に延ばして木部を分解しながら生長しますので、木部表面を木材とは異質な菌系が入り込めないような膜で覆えば生長を防げます。木材の表面だけを焼いて炭化させる「焼き板という伝統的防蝕法」は、古い民家の壁板などに今も残っています。つまり、虫による食害を防ぐ効果があるからです。焼き板の防蝕法に代わる現代的なやり方は・・・塗装です。

●木材腐蝕について
 木材は大抵の薬品に耐える耐蝕材ですが、自然界ではキノコに代表される腐朽菌によって、速やかに分解され土に還ります。つまり、木が腐るのは腐朽菌が繁殖するからです。クレゾール等の毒物を塗って菌を殺せば防腐で来ますが、そんな陰険な方法を用いなくても「繁殖を邪魔すれば」菌を殺さなくても木は腐りません。
 腐朽菌の繁殖は、先ず木材表面に付着した胞子が水を得て菌糸を伸ばし、そこから化学物質を分泌して木材を分解し、それを吸収して成長し、さらに菌糸を伸ばしての順序で進行していきます。この成長には水と木材が不可欠ですから、これが欠乏すれば成長出来ません。菌の餌の水や木材を与えないようにすれば防腐できます。こうして上記のメカニズムを熟知、開発製品化されたのがストンコートです。
 これら木部の腐蝕を防止する選択のひとつとして、ストンコートを木部に塗布する事をお薦めします。

・ストンコートは、乾いた木材に塗れば、その後、雨に濡れても(水は内部に沁み込まない)ので、内部はいつまでも乾燥状態を保ちます。
・樹脂は疎水性なので水をはじき、すぐに乾きます。
・木材表面に存在する小さな空洞(穴)はすべて塞がりますので、汚れも胞子も付着しにくくなり、付いても容易に洗い落とせます。ダニや虫なども付きにくくなります。
・菌系は、樹脂中に入れませんので、すなわち塗布した木材は腐りません。
・木材との接着性は、すべての塗料の中でウレタン樹皮系が1番であり、腐朽菌による腐蝕を防ぎますので、ストンコートが剥がれる心配は、まずありません。

Q.ホームセンターなどで売られている塗料ではダメ?

A.安く購入し自分で塗ると言う方なら 何も文句は御座いません。
CEO  ホームセンターなどで販売されている数々の耐蝕材塗料がありますが、その殆どは表面塗りという状態で塗膜を形成します。ご自分で塗られる方が最近増えておりますが、あまり品質の裏裏までは ご存知ないようです。取扱い説明書内容や耐久性記載などはあまり目もふれず、使用項目を見る程度で購入されておられます、と言うか、よく理解しないで使われているのが現状だと思います。
 本来、木材は環境の乾湿によって伸び縮みを繰り返すので、表面に乗っただけの塗膜はこの変化に追随している間に、接触面に発生するストレスの積み重ねで接着が劣化し、必ず剥がれてきますので、そういう塗膜では残念ながら長期的な遮断は望めません。
 安い量産品塗料を何度もセッセと重ね塗りしたところで、耐久性にはなんら変りありませんが、塗らないよりは塗った方がマシな程度です。


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